出版社ステキブックスは、石川県金沢市で開催される全日本高校生WASHOKUグランプリが舞台の小説『コイのレシピ』の発売を決定いたしました。併せて予約受付を開始いたします。

本作は 「第2回ステキブンゲイ大賞」を受賞し注目を浴びた作品だ。実際の2019 年度グランプリ受賞者をモデルに書かれ、作者である塚田浩司氏は老舗日本料理店当主を務めるなど本格的な料理小説となっている。

全日本高校生WASHOKUグランプリは2022年8月9日(火)に決勝大会が開催される。(決勝大会はインターネットにてライブ配信予定)こちらも目が離せない。


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◆小説『コイのレシピ』

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アイドルへの夢破れ、抜け殻だった女子高生が新たに目指したのは「和食の甲子園」!!

長野県に住む高校1年生の瀬野綾音は、情熱を捧げていたアイドルオーディションの最終審査に落選した半年前から空回りを続けている。新たな夢はそう簡単には見つからず、興味本位で近づいてきた友人を一喝してからクラスでも浮いている。だから今日も、使われていない第二理科室で水槽にたゆたう鯉を眺めながらひとりで弁当を食べる――はずだった。思わぬ闖入者は、イケメン・秀才・スポーツマンで同学年でも群を抜いて目立つ存在の櫻井潤。しかも潤は手製だという弁当を差し出して、思いの丈を綾音にぶつけてきた。「一緒に全日本高校生WASHOKUグランプリに出てほしいんだ」、と。……え?――思いもよらぬ展開で「和食の甲子園」とも呼ばれる舞台を目指すこととなった、アイドル志望だった女子高生と料理上手な男子高校生の悪戦苦闘を描いた「第2回ステキブンゲイ大賞」大賞受賞作。栄冠の行方とその先は、「コイ」だけが知っている!?

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■ステキブンゲイ大賞・選考員コメント
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審査員長 中村航(小説家)
ともかく題材が強かったです。新しい題材、今まで書かれてこなかった題材、というものはそれだけで価値があります。作者の筆力も高く、丁寧に取材されているのが伝わってきました。

加藤千恵(歌人・小説家)
完成度の高い青春小説で、読みやすく、読後感も爽やかでした。二人の主人公はじめ、登場人物たちのキャラクターも良さがありました。

いぬじゅん(小説家)
主人公のヒーローっぽいがうぬぼれもあり、無邪気な性格がよく描けています。本当の意味での悪人が登場しないため、安心して最後まで楽しむことができました。どの年代の方にも楽しんでもらえるすばらしい作品だと思います。

増山明子(元明正堂書店員)
とても読みやすく、素直に面白かった。料理の描写もわかりやすい。それぞれが何に悩んで目標に向かって行くのが描かれており登場人物それぞれのドラマがうまく作られていた。とっても好きな作品でずっと面白い面白いと思いながら拝見した。

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■著者プロフィール
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著者:塚田浩司
1983年長野県千曲市生まれ。長野県千曲市「柏屋料理店」の七代目当主。第二回ステキブンゲイ大賞受賞、第15回坊っちゃん文学賞大賞。『5分後に意外な結末』などを執筆。原作を務めた短編映画「俺の海」がYouTubeにて公開中。

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■予約受付サイト
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ステキブックス:https://sutekistore.theshop.jp/items/65540266
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17247133/